歯学部を併願するときの注意点まとめ
大学受験で第一志望、第二志望くらいまではすぐに決めることはできても、併願校をどう選べばいいのか悩んでいるという人は多いのではないでしょうか?あまり絞り込みすぎても不安、かといって併願校を増やしすぎても受験料がかかるし、それぞれの対策も大変です。どのように併願校を決めればいいのか、決める際のポイントや注意点を見てみましょう。
学びたいことが学べる
大学か?
併願校とはいえ、もしも第一志望が不合格だった場合、6年間通うことになるかもしれない大学です。第一志望と同様、学びたいことが学べる大学であるかをきちんと確認しておきましょう。
大学病院や研究機関、付属病院など学びたいと考えている専門分野があるのか。どんな講義内容で、どんな教授や講師がいるのか。難しい技術を習得できる設備がきちんと整っているのかなどカリキュラムや設備が整っているかも重要です。
多様化した受験方式を
活用する
私立歯学部の入試は推薦入試だけでも学校推薦型選抜(指定校・公募制)、総合型選抜などがあり、一般入試では前期・後期、共通テスト利用型など多くの種類があり、日程もバラバラです。そのため1つの大学で複数回受験することもできます。志望校については事前に確認しておき、受験できる入試は積極的に受験しましょう。
戦略的な目線で選ぶ
併願校を増やし過ぎても受験料がかかり、それぞれの対策も必要なので大変なことになりかねません。試験日・合格発表・手続きの締め切り日などが決まっているので、それらも総合的に検討しながら併願校を決める必要があります。試験を詰め込みすぎて第一志望校に集中できなくなってしまうなんてことにならないように注意しましょう。
学びたいことや、大学の設備、偏差値、試験科目、試験日程など、すべてを検討しつつ戦略的に取り組むことが大切です。
医学部受験で併願する人に
注意
医学部を目指している学生が、歯学部を併願先とすることが少なくありません。医学部の受験を最後と考えている受験生が、医学部入試の合格難易度に比べると歯学部の方が合格する可能性が高いと考えて歯学部を受験することがあります。
理由はそれぞれですが、少ない募集人員の枠に本来は医学部を志望している受験生が併願して受験すると難易度が上がってしまうということもあるようです。一概には言えませんが歯学部後期・Ⅱ期は前期・Ⅰ期より多少難易度が上がるものと考えておいてもいいでしょう。
まとめ
受験するときに併願校をどう位置付けて、どう選ぶかは人それぞれです。第一志望より合格可能性が高い学校を保険とする、同じレベルの大学を複数受験する、合格の可能性が低くてもさらに上の大学にチャレンジするなど、いろいろなパターンがあるでしょう。
併願校であっても6年間通う可能性もあるので、自分のやりたいことができる大学かどうか、事前にしっかり確認しておくことが大事です。できればオープンキャンパスに行って雰囲気なども確認しておくとよいでしょう。