歯学部入試の受験料はいくらかかるのか
歯学部入試を受けるためには、受験料がかかります。志望校を決める際、受験料がどれぐらい必要なのかもあらかじめチェックしておきましょう。ここでは歯学部入試の受験料の目安と、歯学部入試の費用を節約するためのポイントを紹介します。
歯学部入試の受験料の目安
歯学部に限らず、入学前の「入試」の段階から、費用がかかります。実際にどのような内容に費用がかかるのかを見ていきましょう。
- 受験手続に必要な費用
大学の願書、高校でもらう調査書、証明写真などを含めた費用です。 - 受験料
大学や受験方法によっても異なりますが、大学入学共通テストは2教科以下の場合で12,000円、3教科以上を受ける場合は18,000円です。また後日成績通知を受け取りたい場合は、800円が加算されます。 - 交通費、宿泊費
受験する大学が遠方にある場合は、交通費・宿泊費・食費などが必要です。 - 併願する大学への入学金
第一志望だけでなく、併願校や安全校も受験することが多いです。その際は、まず入学金を抑えて入学資金を保持しなければならない、ということも。
私立大学の場合「私立大学等の令和3年度入学者に係る学生納付金等調査」の入学料は平均で245,951円とされています。
特に歯学部の場合は、入学金も高額になりやすいです。
※参照元:大学入試センター(https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/shiken_gaiyou/shikumi_unei.html)
※参照元:文部科学省(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/1412031_00004.htm)
歯学部入試の費用を節約するポイント
大学入学共通テストを利用する
私立大学受験の場合、できれば大学入学共通テストの成績が利用できる「共通テスト利用入試」を実施している私立歯学部を選びましょう。
大学入学共通テストは、全国各地の700か所で実施されるため、遠い大学の受験を希望する場合でも、自宅に近い試験会場で試験が受けられます。受験のために出向く交通費や宿泊費が抑えられるでしょう。
受験する大学は絞り込む
受験する大学は多ければ多いほど、入試費用はかさみます。歯学部という狙いをすでに定めているものの、その中からさらに自分が受験する歯学部を絞り込みましょう。実際にどこで学びたいのか、歯学部を卒業後はどんな道を歩みたいのかを踏まえ、目指すべき大学を絞り込んでください。
受験会場に近い親戚・友人の家を活用する
受験会場に親戚や友人がいる場合は、受験日の前日に泊めさせてもらい、宿泊費を抑えましょう。受験前日に初めてのホテルに泊まって緊張で眠れない…という日を過ごすよりも、親戚や友人の家でリラックスして過ごすことができれば、試験に挑みやすくなる、というメリットもあります。
効率の良い併願方法を考える
受験する大学のエリア・時期が異なる場合、交通費や宿泊費がかさんでしまいます。歯学部という学部はすでに決まっているため、どうしてもエリアや時期が異なる大学を受験しなければいけない…というケースはありますが、できるかぎりエリアや受験費の近い大学を組み合わせ、効率よく受験できる併願方法を考えてみましょう。
また地方試験がある場合は、交通費・宿泊費が抑えやすいです。積極的に活用してください。