歯学部入試に向けて予備校の寮に入るべき?
歯学部合格のために予備校に通う際、自宅から通える距離に予備校がない場合は予備校の寮に入って通学する必要があるでしょう。ここでは、予備校の寮に入って歯学部合格を目指すメリット・デメリットを紹介します。
予備校の寮に入るメリット
予備校の寮に入ることの大きなメリットは、勉強に集中できる環境が整っていることです。予備校の寮に入ると、歯学部入試までの行動範囲は基本的に予備校と寮の往復になります。寮の部屋は自宅の部屋と違って、趣味のものやテレビなどは基本的にありません。また、周りには予備校に通って合格を目指す人しかいないため、勉強に集中できるでしょう。
通学時間の短縮も大きなメリットです。自宅から通える範囲にあったとしても、通学時間に時間がかかるとその分の時間をロスしてしまいます。通学時間も参考書や単語帳などを使って最低限の受験勉強はできますが、乗り換えがあったり混雑していたりすると勉強に集中できる環境とはいえません。寮は予備校に近い場所にあるため、より集中して勉強ができる時間を増やせるでしょう。
予備校の寮に入るデメリット
予備校の寮に入るデメリットは、急な環境の変化によるストレスです。実家であれば、普段から慣れた環境なので不安なく受験勉強に集中できます。つらいときは家族に相談したり、近くに住む友達と少しの時間だけ会って話したりしてストレスの解消もできるでしょう。しかし、実家から遠い予備校となると簡単に家族や友達にも会えません。自分自身でメンタルを管理する必要があります。
急な環境の変化と受験によるプレッシャーで、余分なストレスを抱えてしまうかもしれないので、自分なりにストレス解消方法や受験へのモチベーションを保つための対策を立てましょう。寮母・寮長などにケアしてもらえる寮を選ぶと、心身の健康を保ちやすいはずです。
もう一つのデメリットが多額の費用を必要とする点です。予備校の授業料以外に寮費・生活費がかかります。費用は予備校ごとに大きく異なるため、まずは希望する予備校の寮にかかる費用を確かめてみましょう。以下で、予備校の寮に入寮する際に必要な費用を詳しく紹介します。
予備校の寮に入る際に必要な費用
予備校の寮に入る際に必要な費用は、予備校ごとに異なります。一般的な費用は以下の通りです。
- 入寮費
入寮にあたって必要な費用で、礼金のようなものです。寮費の2か月分程度の費用がかかります。10~20万円ほどです。 - 寮費
寮で生活するための家賃です。地域によって異なりますが、毎月15~20万円ほどかかります。 - 光熱費
寮で生活する際にかかる電気代です。寮費に含まれている場合もあります。月1万円程度が目安です。 - 通信費
通信費は、インターネットを使用するためにかかる費用です。こちらも光熱費と同じく、寮費に含まれている場合もあります。月3,000円程度が目安です。 - 諸経費
諸経費は、保証金や設備レンタル代などが該当します。保証金に関しては、丁寧に部屋を使用していれば退寮の際に一部は返金されることが多いようです。室内で使用する設備に関するレンタル代は、使用した分だけ請求されます。金額は年間で10万円程度です。
歯学部入試に向けて予備校の寮に入るべき?
歯学部入試に向け、本腰を入れて挑みたいというときは予備校への入寮も検討しましょう。予備校の寮では、24時間勉強優先の環境が整っています。ただし、勉強に集中できる一方で、急な環境の変化にプレッシャーやストレスを感じる人もいるかもしれません。
入寮するにあたっては費用がかかるため、合格のために必要であるかどうかを見極めることも大切です。まずは希望する予備校に寮があるか、ある場合はどのような環境なのか、どれぐらいの費用がかかるのかを確かめてみましょう。