歯学部編入試験のポイント
本記事では、別の学部や大学から歯学部にしたいと考える人に向けて、歯学部編入試験のポイントを開設しています。
大学入試と編入試験の違い
大学入試と編入試験の違いは、大きくいうと試験科目に違いがあります。大学の入学試験よりも、編入試験のほうが試験科目は少ないです。大学によっても異なりますが、編入試験では一般的に英語や専門科目等の1~2科目と、小論文、面接等が行われます。また、入試で行われるセンター試験を用いた試験を取り入れていないという点も、大学入試との違いです。
また、試験の時期にも違いがあります。大学入試は、AO試験が8月頃、推薦入試は10月頃、一般やセンター試験は1月頃に行われ、自分が受ける入試の種類で試験時期が決まります。対して編入試験の場合、大学によって試験が行われる時期が異なります。早い大学では、5月頃から受け付けているところもあるようです。
歯学部への編入は可能?
そもそも、歯学部への編入は可能なのでしょうか?結論からいうと、受験に必要な用件を満たしていれば、編入試験を受けることは可能です。
ただし、編入学の試験は希望する歯学部の定員や状況によって、年次や定員数が変わってきます。例えば。2019年度に歯学部の編入学入試を実施したる大学の場合、2年次への編入学募集が多かったようです。
また、現在日本の大学に歯学部は29校ありますが、すべての大学で編入試験を行っているわけではありません。毎年必ず実施される試験でもないので、編入試験だけを狙って受験する際には注意が必要です。大学の編入学入試は、欠員の補充を目的に実施している大学がほとんどなので、その年や学年の定員数の状況によっては実施しないこともあります。
歯学部編入試験に必要な出願資格
編入学試験の受験資格に関する詳細は、それぞれの大学で発表している試験要綱の「出願資格」を確認するとよいでしょう。一般的に、歯学部へ2年次編入学を行うにあたり必要な受験資格には、「大学を卒業している」「年度末までに在籍している、もしくは大学を卒業見込みである」「受験大学以外の大学、または3年制の短大に2年以上在籍し、62単位以上を取得 した、もしくは取得見込みである」ことなどが挙げられます。
※参考:平成31年度私立歯学部編入学試験実施概要|(株)清光教育総合研究所(https://seiko-lab.com/whats/topics/shigakubu39.html)
そのほか、海外の学校を卒業した場合や、医療系の専門学校を卒業している場合などは、大学ごとにさまざまな受験条件が設定されています。ほかの大学を卒業している、もしくは卒業見込みであれば、編入学試験の受験資格を満たす場合が多いです。
歯学部編入試験のポイント
歯学部の編入試験では、必ずといってよいほど「面接」と「小論文」の試験があります。面接内容は大学によってさまざまですが、歯学に関する理解や情熱を確認できるような内容であることが多いようです。
また小論文においても、歯学への理解度を試されますので、幅広く情報収集をして、しっかり対策しておくことが重要です。