歯学部の推薦入試で注意すること
私立歯学部でも推薦入試が実施されますが、募集人数が少なく狭き門です。条件があてはまれば一般入試より入試科目が少なく、早い時期に合格が決まるなど有利な点があります。ぜひチャンスを活かしたいものです。この記事では、私立歯学部で推薦入試を実施している一部の大学を紹介します。
東京歯科大学「学校推薦型選抜」
定員は約50名(指定校推薦含)、専願制で一浪生まで可能です。成績基準はなく、書類・面接・小論文・小テストで選考します。小テストは英語・数学・理科(化学、化学基礎・生物、生物基礎・物理、物理基礎から 1 科目選択)です。
※参照元:東京歯科大学 https://www.tdc.ac.jp/college/applicants/tabid/180/Default.aspx
北海道医療大学「学校推薦型選抜」
定員は8名で浪人生も応募可能な専願制です。成績基準は設けず、書類・面接・基礎学力テスト(英語と化学、化学基礎または生物、生物基礎から1科目選択)で選考します。
※参照元:北海道医療大学 受験生応援サイト https://manavi.hoku-iryo-u.ac.jp/select/recommended/
昭和大学歯学部「学校推薦型選抜入試」
定員は25名(特別協定校・指定校を含む)、現役のみの専願制です。成績基準はなく、書類・面接・小論文・基礎学力試験(英語1科目、数学または国語から1科目を選択、理科は物理・化学・生物の中から1科目を選択)で選考します。
※参照元:昭和大学受験生サイト(PDF) https://adm.showa-u.ac.jp/albums/abm.php?d=2405&f=abm00030114.pdf&n=【完成】令和4年度入学試験要項(8.17修正).pdf
大阪歯科大学「学校推薦型選抜」
定員40名(指定校制を含む)、現役のみの専願制です。成績基準は設けず、書類・面接・小論文・学力試験(英語、数学と物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から1科目を選択)で選考します。英語は民間試験結果で一定基準を満たしている場合は、そのスコアを活用できます。
※参照元:大阪歯科大学 https://www.osaka-dent.ac.jp/admission/dent_admission.html
まとめ
推薦入試は他の大学を同時に受験できない専願制となっているものが多いので、志望校はよく考えて選ぶことが大切です。理系科目がないなど入試科目の中に不得意科目がない大学を選ぶこともできます。面接と小論文は必ずといっていいほどあるので必ず対策しておきましょう。自分の高校が指定校に入っていれば指定校推薦の利用も可能です。
専願制となっている推薦入試でも出願時期や合格発表、手続きの締め切り日などが、うまく調整できれば不合格となった場合でも、別の大学の推薦入試に挑戦できることもあります。チャンスを逃さないよう志望校の日程をよく確認して受験スケジュールを組み立てましょう。
また、私立歯学部の推薦入試は学校推薦型選抜(指定校・公募制)、総合型選抜など種類や時期もさまざまです。推薦入試で受験できれば、一般入試より低い競争率で受験できる上、早く合格が決定して残りの高校生活を満喫することもできます。志望校に推薦枠があるか、その条件に当てはまるか、ぜひ確認してみましょう。
万が一第一志望校に推薦入試で合格できなかった場合、続けて推薦入を受験できないか、入試スケジュールを確認しておくことをおすすめします。