歯学部入試は独学で合格できるのか
大学の歯学部入試に、独学で合格できるのでしょうか?歯学部は比較的難易度も高く、独学では難しいのではないかと考える方も多いはずです。簡単に合格できるわけではないため、合格するにはまずポイントを押さえ、正しい学習方法を知っておくことが欠かせません。そこで歯学部を独学で受験することのメリット・デメリットと、合格のためのポイントを解説します。
歯学部入試に独学で合格することは可能か?
歯学部入試に独学で合格することは可能です。学校を卒業した後、塾や予備校に通わずに独学で入試を受けて合格する方もいます。
しかし、現実的にはかなりの努力を要することは間違いありません。
独学で合格するためには「必ず合格する」という強い意志を持ち、学習を重ね、ご自身に足りていない部分を補うということが必要不可欠です。
歯学部を独学で受験するメリット・デメリット
メリット
- 塾や予備校の料金が不要となる
- 通塾のための時間を学習にあてられる
- ご自身にとって必要な学習だけを行える
- マイペースに学習が進められる
歯学部を独学で受験するメリットとして、通塾にかかる費用や時間が不要になることがあげられます。必要な学習を必要なときに、必要なだけ行う形となるため、ご自身のペースで学習を進められます。通塾に時間がかかるケースなどでは、その時間を学習にあてた方が効率的になることもあります。
デメリット
- 学習内容のレベルが低くなることがある
- 受験に関する情報を得にくい
- ライバルがいないためモチベーションを維持しにくい
大学歯学部に独学で合格することは簡単ではありません。塾講師から直接学べなかったり、受験に関する情報を得にくい状態であれば、他の受験生に差をつけられてしまうことも考えられます。受験日まで学習のモチベーションを保つことが難しいこともデメリットです。
歯学部に独学で合格するためのポイント
スケジュール管理をしっかりと行うこと
大学の歯学部に独学で合格するには、スケジュール管理をしっかりと行うことが必須となります。1日のどの時間に学習を進めるのか、受験までに何ヶ月かけてどの部分を学習するのか…と、スケジュールをたてて、実践していかなければなりません。スケジュール管理が曖昧だと「受験までにすべて勉強しきれなかった」との事態に陥ってしまうことも考えられるため、まずは大まかなスケジュールを組み立てることがポイントです。
英語・数学・理科を重点的に学習すること
独学で歯学部を受験するなら、英語・数学・理科を重点的に学習してください。なぜなら国立・私立ともに歯学部の入試科目は英語・数学・理科・面接であることが一般的であるからです。基礎からしっかりと固め、さらに各大学の試験傾向を調べたうえで必要となる部分を深堀りしていきましょう。独学であっても、英作文は添削をしてくれる先生を見つけられるとより心強くなります。
歯科医療・医療に関する情報に収集しておくこと
大学歯学部の入学試験では、小論文が出題されることが多いものです。テーマとなるのは歯科医療や医療に関することとなるため、受験に向けて日頃からこれらの情報を収集しておく心構えが必要となります。医療関連の新聞・ニュースの情報には日頃から目を通しておくようにしてください。