歯学部入試の勉強方法とは
歯学部に合格するためには、コツコツと勉強して受験までに備えることが何よりも大切です。ここでは歯学部入試の学年別・科目別の勉強方法を詳しく紹介します。
学年別にみる歯学部入試の勉強方法
高校1年生時
高校1年生の段階で大切なのは、まず高校で行われる授業についていくこと、その授業の内容をしっかりと理解することです。共通テストで必須となる科目にもよりますが、英語と数学には特に力を入れて取り組みましょう。国語の受験も必須となっている場合は、国語の対策も行っておくことをおすすめします。
高校1年生時は、共通テストで出題される範囲の基礎学習を進めておきましょう。
高校2年生時
高校2年生になったら、数学・英語・理科の3教科の基礎固めをより一層強化します。また国立大の場合は共通テストで国語があるため、国語の勉強にも少しずつ手を付けていきましょう。
高校2年生になってからは、国立大にするか私立大にするかによっても、何を優先するべきかが変わります。
国立大歯学部を受験する場合、理科は物理・科学・生物の3科目から2科目選択をするという大学が多いため、どの2科目を選択するかを考えてみましょう。一方で私立大歯学部を専願する場合、理科は1科目のみが基本です。どの科目で勝負するかを決めておくと勉強が進めやすいです。
高校3年生時
高校3年生は、いよいよ歯学部入試が目前に迫ってくる時期です。英語と数学、そして理科の基礎固めに急いで取り組みましょう。
夏休みに入るまでには、英語と数学、理科に関しては教科書レベルの力を身に着けることが目標です。そして秋からは、実際に志望校の過去問題に取り組み、入試の出題傾向をつかんでいきましょう。自分がどんな問題を苦手とするかが見えてくるため、何度も挑戦して苦手な問題を克服しておきます。
また歯学部入試では面接も行われます。面接の成績があまりに悪いと、学力に関係なく不合格とされてしまいます。面接の練習もある程度取り組んでおき、面接落ちしないような対策を立てておきましょう。
科目別にみる歯学部入試の勉強方法
英語
英語で高得点を取るためのポイントは、英文法を理解しておくことです。長文読解対策を行っておくと、複雑な英語長文も正確に読解できます。私立大学では単語や熟語の知識問題、文法問題なども出題されるため、単語帳だけでなく語法問題集にも取り組んでおきましょう。
数学
私立大の場合は、計算量の多い問題が出題されやすいです。出題範囲の基礎問題は、すぐに解き方が思い浮かぶ、すらすら解けるという状態を目指しましょう。一方で国立大の場合は、私立大で範囲外だった数Ⅲも出題範囲内です。数Ⅲ含め、しっかりと対策をしておく必要があります。
生物
生物は暗記要素が強い科目です。教科書レベルの基礎知識を覚えておきましょう。個別試験では論述問題を出題する大学もあるため、理解しながら覚えることが大切です。
化学
化学は難問をやりこむというよりも、出題範囲をくまなく学んでおき、基礎固めをしておきます。そして過去問を数年分解いて、出題される問題の傾向をつかんでおきましょう。
物理
物理は、力学がすべての基本です。基礎知識や公式を覚えておきましょう。力学の基礎がついたら、電磁気分野や波動分野へと進めていくと、スムーズに知識がつけられます。